←もどる
<2003年11月>

季節が先回りをしている感があって、すがれた茶花の庭に浅黄色の土佐水木の花が一輪、そして、たくさんの新芽のなかに数枚の鮮やかな葉がひらいています。地を這うように咲いていた野紺菊の可憐な姿は、もうありません。今年は、もみじが美しくなる前に葉を落しましたが、たぶん暖か過ぎる冬に関係があるのでしょう。師走なのに暖房がいらない日があったりしていますから。グローバルな形で季節に変化が見られる中で、やがて、明確な四季の移り変わりが見られなくなるのではないでしょうか。


先日、アクロス福岡の円形ホールで行われた
♪うめのかずこシャンソンコンサート♪に花をいけました。

藤とウメモドキと木苺をホールの入口に、そして、舞台のピアノの傍に、長野の佐久にあります広山流の山から白樺の木を送っていただいて、山錦といわれる小真弓の紅葉と生けました。

歌の雰囲気とよくマッチしてたいへん好評でしたので、ホッとしています。2004年が、どうか平和であるようにと願わずにいられません。 

秀可

広山流 福岡支部 [風の教室] http://www.shu-ka.net/