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<2004年3月>


 いつしか桜の蕾も膨らんで、茶花の庭もにぎやかになってまいりました。紅白の雪柳が咲き、日向ミズキや土佐ミズキがかわいい花を下げ、今年は黒椿が盛大に花を咲かせました。

私ごとですが、3月にはいって10日ばかり入院をしておりました。2・300個あまりの砂粒のような胆石を胆のうごと摘出して、病院もおなじみになってきました。一昨年乳がんの手術をして、優しい婦長さんに「今度は病院の外でお会いしましょう」と言われました。

少しずつ引き算の生活に入ってきたのでしょうか。
落ちた体力の回復には、庭に出て新しい命と向き合うのが一番だと思っています。美しい季節を堪能しています。屋根まで届きそうなコデマリの枝は浅黄色の新芽に覆われて、今年も滝のような風情をみせてくれることでしょう。

 朝早くからウグイスが来て、かわいい声を聞かせてくれます。まだぎこちない鳴き方で、思わず笑ってしまいますが、一番好きな芽出しの季節を楽しんでいます。

更新が遅れております。
生徒さんたちの作品も、来月からのお稽古で更新したいと思います。
来月のはじめ、山の中のギャラリーで2日間だけの小さな茶花展をいたします。画像をお目にかけたいと思っております。

秀可

広山流 福岡支部 [風の教室] http://www.shu-ka.net/